ナナイロノニジ春の、(主♂・ムギ×ライ・パール)　

きらきら、

桜の花の中から、春の日差し。
…眠い。

パールと桜を見に来たものの、優しい日差しに誘われ、
俺とパールは桜の木に背を任せ、寝てしまった。

***

「んう・・・」
目を覚ますと、既に夕暮れ。
しまったなこれは･･･

横を見ると、すやすやとパールが眠っている。
…可愛い。

俺は、パールが大好きだ。
純粋潔白･せっかちのの

「だってお前が可愛いから。」

~~総受け野郎~~幼なじみ。
好きになるのに決まりなんてないだろ？

そんなことを思っているうちに、彼が目を覚ましてしまった。
…襲っちゃおうと思ってたのに。
っじゃなくて(さっきのは心の声だよ)キスしようと思ってたのに。

･･･こうなったら、意識のある時にやってあげよう。
不思議そうにこちらを見つめるパール。

「ムギー？どうし･･･っ！？」

パールを木に押さえつけ、柔かい唇を奪う。

「っ、んっ･･･！」
動揺すると同時に、ほっぺを林檎色にするパール。
可愛すぎて、ついでに口の中も堪能する。

ふと、目があう。
夕日色の、宝石みたいな目。
綺麗だなあ…、とよく思った。今もだけど。

唇を離すと、パールはけほけほと咳を吐いた。

「・・・なんだっ…てんだっ、よ」

いきなりの出来事に、どういう反応をするかと思ったら、
思った通り、睨みつけられた。
「・・・ふざけんなよっ！」

俺を誘った君が悪いんだ。
・・・春の日差しに誘われ、寝た俺達もどうかと思うけど。

2009-02-01(Sun)　18:54:44│CM( 0 ) │ TB(-) │EDIT

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